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◇LKAB、05年半期業績は大幅増収増益
=2005年下期も強い収益増傾向見込む
スウェーデンの国営LKAB社がまとめた2005年上期(1−6月)の業績結果は◆売上高:69億6,600万SEK(前年同期比64.5%増)、◆営業利益:30億2,200万SEK(同4.4倍)、◆当期純利益:24億100万SEK(同約4.6倍)───と、品代(鉄鉱石・ペレット)のアップ、販売数量増によって、大幅な増収増益結果となった。同社は2005年について鉄鉱石貿易量、鉄鋼生産ともに引き続き増大基調をたどるとみており、「強い収益増傾向は続く」とみている。なお、現在、1ドル=約7.59SEK(スウェーデン・クローナ)。

[マルムベリエトのペレット・プラント増設]
LKABは現在、スウェーデンのキルナ、マルムベリエト、スバッパバーラの3カ所で鉄鉱石の採掘、加工を行っている。同社は採掘、加工した粉鉱、ペレットを主として欧州マーケットに販売している。
ペレットは3カ所に合計5基のプラントを保有しているが、このうちマルムベリトに新たに6基目となるペレット・プラントを増設する。LKABは1−6月期で10億6,000万SEKを支出したが、この投資の大部分は増設ペレットに支出された。
増設される新ペレットは、年産能力200万トン。これによってLKABは粉鉱、ペレット合計で年産能力2,500万トン体制を構築する。プラントは2006年後半に完工・操業開始する見込み。マルムベリエトの増設プラントの稼動初年度はペレット用原料をキルナから給鉱する予定。
同社はノルウェーのナルビックから鉄鉱石を出荷しており、欧州の製鉄会社にとっては安定した調達先となっている。

[2005年1−6月の鉄鉱石生産]
1−6月期の生産量は11.5百万トン(前年同期10.7百万トン)、このうち操業地別の鉄鉱石生産量は、◆キルナ:7.5百万トン(同7.0百万トン)、◆マルムベリエト:3.9百万トン(同3.7百万トン)となった。
また、鉄鉱石生産量11.5百万トンのうち、ペレットは8.1百万トン(同7.6百万トン)となり、トータル生産量の71%(同71%)を占めた。
このペースでいくとLKABの2005年鉄鉱石の生産量は2,300万トンに達し、マルムベリエトの増設ペレットが稼動する2006年後半にも年産2,500万トンを達成しそうな雲行きだ。
一方、デリバリー分は11.4百万トン(10.8百万トン)で、このうちペレットは7.6百万トン(同7.3百万トン)となった。6月30日現在の鉄鉱石在庫は2.0百万トン(同2.6百万トン)だった。
LKABは2005年下期も中国の需要増が牽引する形で鉄鉱石、工業原料ともに需要増傾向は続くとみている。
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( 佐藤 )
last modified : Thu 01 Sep, 2005 [10:38]
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